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『ヴィンセント』(''Vincent'' )は、1982年にティム・バートンが製作したストップモーションアニメーションの短編映画である。 == 概要 == アニメーターとしてウォルト・ディズニー・カンパニーに在籍していたティム・バートンが原案、脚本、そして監督を務めた短編映画である。 バートン自身、ホラー映画などへの出演で知られる怪奇俳優ヴィンセント・プライスのファンであり、作中では彼にあこがれる少年の苦悩が描かれている。プライス自身もナレーターとして声で出演しているほか、アメリカの怪奇文学小説家エドガー・アラン・ポーも作中にインスパイアされている。 もともと「ポエム」としての原案はあったものの、当初は短編映画としてではなく、子供向けの短い絵本として構想されていた〔マーク・ソールズベリー著、遠山純生訳『バートン・オン・バートン』フィルムアート社、1996年11月1日、ISBN4-8459-9661-8〕。しかしその後、ストップモーションを用いたアニメーションの短編映画として製作された。アニメーション技法も用いられており、バートン自身が愛する古典ホラー映画へのオマージュも兼ね、カラーではなくモノクロで撮影された。 ヴィンセントはロサンゼルスの映画館で2週間にわたって、マット・ディロン主演の『テックス』と同時上映された。また、ロンドンやシカゴで行われた映画祭にも出品され、そこでも高い評価を得た〔Salisbury, Mark; Tim Burton (2000). Burton on Burton: Revised Edition. Faber and Faber. ISBN 0-571-20507-0.〕。 1994年に公開された『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の興行的な成功を受け、現在は日本でも同作品のDVDやBDなどの特典映像内で視聴できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴィンセント (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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